どんな本が好きですか?

ディモルフォセカ

Author:ディモルフォセカ
1週間でも10日でも
外に一歩も出なくて平気。
家で本を読んだり
DVD観たりして過ごすの大好き。

2009年度から読んだ本の感想
はまっている海外テレビドラマ等を
なるべくネタばれナシで紹介します。

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送り火 重松清 文藝春秋

送り火 (文春文庫)送り火 (文春文庫)
(2007/01/10)
重松 清

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ひとつひとつのストーリーが、最後に融合するように
穏やかに、切なく完結します。

送り火 というひとつの文化は
世界中にデティルこそ違えど多種多様に存在しています。

いまだ実際にその体験も見たこともない私にも
「わかるような気がする」不思議な儀式。

火による浄化のイメージは、世界共通なのかもしれません。

実際、大枠でその意味を捉えるとするなら
葬儀で火葬場に足を運んだことがあれば
それは送り火に参加したと言っても過言ではないでしょう。

例えば死ぬ直前などに
今までの人生の出来事が次次と脳裏に浮かぶことを比喩するフレーズに
「走馬灯のように」という言葉がありますが
これにもまた 火 「灯」が使われています。

火というイメージよりも「灯」のほうが 
はかなく優しさに溢れている印象を受けますから
思い出が次々と浮かぶさまを走馬灯という風に表現するのかもしれません。

まだ生あるものが
走馬灯を見て逝った人とのお思い出を振り返る
はかなく優しさに溢れた「火」は
「送り火」という表現がしっくりくるように。

この小説は 一息ついている世代
例えば30代~に 特に沁み入るストーリーかもしれません。

思いやりと愛情の狭間に
あなたは何を見て感じているのか。

今一度、その気持ちが自らのエゴによるものではないのか
自らを省みるきっかけになるであろう 作品です。





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テーマ : 小説 - ジャンル : 小説・文学

時生  東野圭吾  講談社

時生 (講談社文庫)時生 (講談社文庫)
(2005/08/12)
東野 圭吾

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帯の言葉「あの子に訊きたい 生まれてきてよかった?」が沁みます。

最終的に感動するストーリーなのに
途中、ちょっとスランプ的になって苦しかったのかな。
いつもの冴え渡るストーリー展開ではなくて・・・。

冷静にそんなことが頭を過ぎりながら読んでしまった中盤
そこだけがどっぷり浸りきれなくて残念だと感じたのだけれど
それは東野圭吾の作品が大好きで
いつもの冴え渡った最高の状態を求めているから
期待値が常に高いから仕方ない。

ということにしておこう。

東野圭吾が読みたいけど
ちょっと毒出しに泣けるのがいい。
でもさっさと読みきれるやつで。

そんな時にお勧めの一冊。

テーマ : 小説 - ジャンル : 小説・文学

きよしこ-重松清-新潮社版

きよしこ (新潮文庫)きよしこ (新潮文庫)
(2005/06)
重松 清

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生まれて初めての ともだち 覚えてる?

私の生まれてはじめてのお友達は 人形だった。
お話をして一緒に遊んで、嫌なことがあれば抱いて寝て。
そのうち語りかけることはなくなったけれど
今も心で話したりはする。

きよしこは そんな存在。

言いたかったこと 言えなかったこと
伝えたいのに言葉が出てこなかったこと

誰にも伝えられなかったけど きよしこには伝えられた。

きよしこは聞いてくれる。


読み終えた後 心が丸くなっている自分に出会える1冊。

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その日のまえに-重松清-文藝春秋

その日のまえに (文春文庫)その日のまえに (文春文庫)
(2008/09/03)
重松 清

商品詳細を見る


タイトルから誰もが想像する「死」
内容は間違いなく その日(死)のまえに ということだ。

日本では「死生感」というものが欧米と全く違っている。

キリスト教では「死」は神の御許への旅立ちという解釈。
悲しみのなかにあったとしてもそれは喜びを伴うというベースがある。
生きるということは死もともにあることを幼い頃から自然と学ぶことが望ましいが
日本の 特に年齢層が高ければ高い人達程
死の話題を避けて無意味に怖がり、恐れている気がする。

誰にでも必ず来るその日のまえに
あなたはどうありたいか。

目を背けるのではなく 
しっかりと目を開いてその日に向かって歩んでいく。

今を生きるということは。


泣いて泣いて 泣いたあと
生きている実感と希望とその日のまえに居る自分に気づく一冊。


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流星ワゴン-重松清-講談社

流星ワゴン (講談社文庫)流星ワゴン (講談社文庫)
(2005/02)
重松 清

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確かニュース番組で司会者が

「重松清」は泣ける
移動中人目も憚らず泣きに泣いた 

そう言っていたことを思い出して
「ナイフ」に続いてこの「流星ワゴン」を買いました。

これ、30代後半から50代半ばぐらいまでの人
最初からぐっときちゃうんじゃないでしょうか。
しかも今のこのご時勢だからこそ。

私の場合 大人になって社会に出て働き
お金を稼いで生活をする という自立した生活をしているからこそ
この主人公が抱える苦悩が、境遇が
自分自身に起きたとしても不思議なことではないと感じ
余計に小説の世界に引きずり込まれてしまったように思う。

ラストは切なくて温かくてやりきれない涙が溢れる自分に驚かされます。


人生に疲れることってあるよね。

誰にも言えないで抱え込んでる辛いことも あるよね。

何とか乗り越えてきたけど
今度はもう無理かも。

そう思ったとき、読んでみて。

無理じゃないんだよ。

ちょっと間違えただけ。

今からでも遅くないから。

そう思える一冊。




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